問5.14 プラスチック成形品の外観の光源メタメリズムについて説明してください。

解答5.14
長野千尋, 色材協会誌, 89 (6), 197-202 (2016)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikizai/89/6/89_197/_article/-char/ja
光源メタメリズム(Illuminant Metamerism)とは、ある光源の下では同じ色に見える2つの物体が、光源を変えると異なる色に見える現象です。これは色彩学やプラスチック調色において非常に重要な概念であり、自動車部品、家電製品、包装材料などでは品質管理項目の一つとなっています。
人間が色を感じるのは、色=光源×物体の分光反射率×人間の視覚 で決まります。
例えば、同じ黒でも、カーボンブラックだけで調色した場合と、廃品の青・赤・黄色顔料を混ぜた黒では、見た目は同じでも分光反射率は全く異なります。光源のスペクトル=波長が違うと、色材の散乱も変わります。
自動車分野では、淡色で起こりやすく、グレー、ベージュ、アイボリー、複数の顔料を少量ずつ混ぜているからです。

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