問2.40 ポリプロピレン(PP)の出荷様式を説明してください。レールカー、コンテナ、フレコン、バッグなど。

解答2.40
PPの出荷・物流様式は、輸送効率、顧客の消費規模、受け入れ側の貯蔵設備(サイロなど)の有無によって使い分けられます。大量に一度に運ぶバルク輸送から、手作業で扱える小口輸送まで、代表的な4つの様式(レールカー、コンテナ、フレコン、バッグ)があります。
・レールカー(Railcar / 鉄道ホッパ車)
日本ではほとんどありませんが、海外では一般的な方法です。
鉄道の線路を使って、大量のペレットを文字通りバルク(裸)の状態で輸送する専用の貨車です。北米(アメリカ・カナダ)やヨーロッパ、中国などの広大な陸路を持つ地域で、樹脂メーカーから大規模な成形メーカー(自動車部品や大型容器メーカーなど)へ輸送する際の主役となります。1車あたり 約60〜90トン
・コンテナ(Container / ISOバルクコンテナ)
標準的な20フィートや40フィートの国際海上コンテナ、または国内輸送用コンテナの内部に内袋(ライナー袋)を張り、そこにペレットを直接バラ積み(バルク)で充填して輸送する方式です。20フィートコンテナで 約15〜20トン
・フレコン(Flexible Bag / FIBC)
日本では最も使われている方法です。「フレキシブルコンテナバッグ」、あるいは業界で単に「フレコン」「1㌧バッグ」と呼ばれる大型の吊り下げ式バッグです。一般的に 500kg 〜 1,000kg(1トン)
・バッグ(Bag / 紙袋・PE袋)
手作業やパレタイザー(積み付け機)でハンドリングできる小口の包装様式です。クラフト紙を多層にした紙袋(内側にPP/PEフィルムをラミネートしたもの)や、頑丈なポリエチレン(PE)製の重包装袋が使われます。25kgが世界的な標準規格
日本は小口運賃が非常に高いので、PPのような汎用樹脂では、一袋の物流ではなく、パレットに積み重ねて物流することが多いです。

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