解答2.53
篠原正之, 成形加工, 7 (10), 615-621 (1995)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikeikakou1989/7/10/7_615/_article/-char/ja
篠原正之, 梶原稔尚, 船津和守, 成形加工, 9 (3), 238-244 (1997)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikeikakou1989/9/3/9_3_238/_article/-char/ja
金井俊孝, 高分子, 42 (9), 752-757 (1993)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kobunshi1952/42/9/42_9_752/_article/-char/ja
中島伸之, 成形加工, 9 (9), 693-699 (1997)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikeikakou1989/9/9/9_693/_article/-char/ja
ブロー成形に於いて重要な特性はドローダウンです。理想的には静止して肉厚が変化しないことです。このため高分子量による高粘度と、分岐構造によるひずみ硬化性が必要になります。フィルム成形、ワイセルベルク数の増大には問題があります。Tダイの場合ネッキングが大きくなります。インフレ成形ではフロストライン部が変化して異方性が増大します。
- ブロー成形用グレードのレオロジー特性
高分子量(低MFR):自重による変形は、せん断速度が極めて低い領域の流動です。このゼロせん断粘度を極限まで高めてパリソンの形状を維持するため、ブロー用グレードは一般に分子量が非常に高く、MFR(メルトフローレート)が低い設計になります。
高いメルトテンション(溶融張力):自重に耐え、かつ空気で膨らませる際に局所的な偏肉を防ぐため、高いメルトテンションが要求されます。
- フィルム成形用グレードのレオロジー特性
インフレーションフィルム成形では、ダイスから押し出されたバブルを高速で引き取りながら、円周方向と流れ方向(MD/TD)の二軸に連続的に引き伸ばし(伸長流動)ます。ここではブロー成形とは異なる伸長粘度挙動が求められます。
・適度な流動性
・適度なひずみ硬化(Strain Hardening)
・高速成形を行うため、ダイリップ通過時(高せん断領域)には粘度が劇的に下がり(シャープなせん断薄化)、ダイを出てバブルを形成する際(低せん断領域)には高い弾性を復元するような、極めて広い分子量分布(またはバイモーダル分子量分布)が好まれます。
Tibor Fekete, MOL Scientific Magazine, 2009/1, 68-75 (2009)

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