解答5.43
UVAは、300nm前後波長の光を吸収する有機化合物である。しかしUVスペクトルだけにより適切なUVAが選択できるわけではない。一般的には見落とされているが、ポリマーへの溶解度が極めて重要な二つ目の因子である。ポリプロピレン(PP)を事例とすると、HALSは溶解度が低く、UVAは溶解度が高い。光が透過するフィルムを考えると、フィルム内でUVAは機能するわけで、表面にプリードする必要はない。熱帯雨林地域で使われるPPでは、HALSの大量添加よりUVAの効果が高いことがある。これは、表面からの流失の違いと考えられている。
山下賢治, 日本ゴム協会誌, 91 (12), 454-459 (2018)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu/91/12/91_454/_article/-char/ja
光遮蔽材としては、カーボンプラックおよびチタンホワイトが代表事例である。両方とも顔料グレードである必要がある。

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