問5.37 ヒンダードフェノール系の酸化防止剤は、ポリマー種により最適化されています。ポリエチレン用、ポリアミド用について、化学構造的な特徴を説明してください。

解答5.37 
酸化防止剤に限らず添加剤では、ポリマーに対する溶解度を最適化する必要がある。ポリアミドの場合、酸化防止剤にアミド結合をもつIrganox 1098が主に使われている。

BASF Japan Ltd., プラスチック添加剤製品カタログEVP-009, Sep 2023
一方、無極性のPEとPEでは、単純ではない。
結論として、実用化されているPPとPEとでは添加剤処方が違うことが多い。PPでは特殊グレード以外ではIrganox1010が原則的に使われる。しかし、PEでは、分析事例が示すように、それ以外のフェノール系酸化防止剤が使われている。

ポリ袋の分析事例 Irganox1076, オレイン酸アミド
東ソー分析センター【技術資料】 ポリエチレン樹脂中の添加剤分析 技術レポート No.T1904 2019.09.26
https://www.tosoh-arc.co.jp/wp-content/uploads/2019/09/T1904Y.pdf

屋外用ポリエチレンパイプGC分析事例 ①Tinuvin P ②Irganox 1330 ③Irgafos 168 ④Chimassorb 2020
高分子材料中の有機添加剤分析:材料物性:化学物質評価研究機構【CERI】
https://www.cerij.or.jp/service/05_polymer/materials_analysis_add.html

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次