問5.13 プラスチック成形品の外観のフリップフロップ性について説明してください。

解答5.13
丸山誠二, 福浦朝生, 日本印刷学会誌, 37 (2), 61-68 (2000)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nig1987/37/2/37_2_61/_article/-char/ja
フリップフロップ性(flip-flop effect)とは、観察する角度や照明角度が変わると、色や明るさが大きく変化して見える現象です。特に、自動車塗装、パール顔料、メタリック顔料の分野で重要な特性です。
例えば、自動車のボディを見ると、見る角度により、濃淡が変化する場合(アルミ顔料)と、濃淡と色調の両方が変化してみえる(パール顔料)ことがあります。色彩学では、Face color(フェイスカラー)正面から見た色、Flop color(フロップカラー)浅い角度(すれすれ)から見た色で、「フリップフロップ性」はこれらの差の大きさを表します。
プラスチック射出成形でも、流動配向の影響により、フリップフロップ性が発現することがあります。ウエルド部での色目の違いにより成形不良になったりします。

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