解答5.11
CBは化学組成としてはほぼ炭素ですが、粒子径・凝集状態・表面構造・光吸収特性が異なるため、同じ「黒」であっても青味の黒(Blue undertone)や赤味の黒(Red undertone)として見えます。これはCBが特定の色を発色しているのではなく、可視光の波長ごとの反射・散乱の違いによって生じる現象です。
重要なことは、散乱光を見るか透過光を見るかで、色味が逆転する。
理想的な黒は可視光(約400~700 nm)のすべての波長を均一に吸収します。しかし実際のCBの一次粒子径が小さい(10~20 nm程度)とき、短波長側の散乱が相対的に大きくなる。そこで、散乱光を見ると青味、透過光を見ると赤味に見える。
同様に、粒子径が大きい(40~80 nm以上)とき、長波長側の散乱が相対的に強くなり、散乱光を見ると赤味、透過光を見ると青味になる。
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