解答2.50
西村陽一, シニア懇談会ニュース, 44「接触分解プロセスおよび触媒の進歩(2)― 流動接触分解(FCC)法の商業化 -」(2012)
https://www.shokubai.org/senior/News44.pdf
藤山優一郎, Mohammad H. Al-Tayyar, Christopher F. Dean, Abdullah Aitani, Halim H. Redhwi, 筒井俊雄, 水田敬, Journal of the Japan Petroleum Institute, 53 (6), 336-341 (2010)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpi/53/6/53_6_336/_article/-char/ja
製油所における流動接触分解装置(FCC)の歴史を最初に説明します。
1920年代まで、重質油からガソリンを抽出する手法は、高温・高圧で行う「熱分解(サーマル・クラッキング)」が主流でした。ウードリー法(固定床)の発明(1936年)により、活性粘土(シリカ・アルミナ系触媒)を用いて重質油からオクタン価の高いガソリンの製造が可能になりました。
固定床の欠点を克服するため、アメリカのスタンダード・オイルは1942年に、流動接触分解(FCC: Fluid Catalytic Cracking)装置を稼働しました。1962年に合成ゼオライト触媒が導入されました。そして、触媒の活性を低下させる被毒に対する改良が進められてきました。
この歴史からわかるように、触媒性能がFCC装置の重要項目であり、触媒を劣化させる危険性のある廃プラスチックを使うことはできませんでした。
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