解答5.1 白色顔料として工業的に最も重要なのはチタンホワイト(酸化チタン(TiO₂))ですが、用途によっては酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、硫酸バリウム(BaSO₄)、炭酸カルシウム(CaCO₃)なども用いられます。選ばれる理由は、隠ぺい性(遮蔽力)・白色度・耐候性・価格・機能性です。機能性とは様々ですが、プラスチック用途では、硬度が問題になることがあります。酸化チタン(ルチル型): モース硬度 6~7、亜鉛華(酸化亜鉛): 4~5 硫化亜鉛 :3~4、硫酸バリウム: 3~3.5。酸化チタンが硬すぎて混練時に問題がある場合は、色目が悪くてもモース硬度の低い顔料を使います。同様に、酸塩基反応が問題になる場合には反応性で選択します。
参考文献 橋本和明 [監修], 顔料技術研究会 [編], 色と顔料の世界(新版) 三共出版株式会社 (2020)

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