解答2.23
寺野稔, 貞利甫, 高分子, 43 (5), 346-350 (1994)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kobunshi1952/43/5/43_5_346/_article/-char/ja
柏典夫, 金子英之, 古城真一, 日本ゴム協会誌, 75 (9), 390-396 (2002)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/75/9/75_9_390/_article/-char/ja
海外で一般に議論されている内容を示しておきたい。
塩化マグネシウム担体が使われる理由は、塩化チタンとの結晶構造のマッチング、チタンの表面面積を広げる、ドナーを固定するということです。
しかし、塩化マグネシウムの調整方法自体が、その後のPPの性状に大きく影響しており、工業的には非常に重要です。具体的には、球形の触媒は、得られるPPパウダーも球形になり粉体性能が良くなる。あるいは、ポロシティを制御することにより衝撃PPへのEP共重合成分量を増すことができる。
特許による制約よりも、各PPメーカーが重視するポイントにより以下の方法で製造された塩化マグネシウムが使われている。
物理的粉砕法: 無水塩化マグネシウム、塩化チタン、内部ドナーとボールミルなどで長時間共粉砕する。
化学的析出法: マグネシウム化合物を塩素化剤と反応させて塩化マグネシウムを沈殿させる。
溶媒和物法: 塩化マグネシウムをエタノールなどのアルコールに溶解・溶融させ、その後アルコールを除去して担体を得る。
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