2024年6月21日開催 SPE日本支部 講演会 「発泡技術の最前線 ~持続可能社会へ貢献する軽量化と高機能化」
SPE日本支部 講演会 「発泡技術の最前線 ~持続可能社会へ貢献する軽量化と高機能化」
概要
発泡技術は、様々な材料を軽量化し、同時に高い機能性を付加することが可能です。高い軽量性と断熱性は使用時のエネルギー消費を削減し、衝撃吸収性は製品や人の安全性の向上に繋がります。更には使用材料低減による廃棄物の削減やリサイクル材の活用も活発に推進されていることから、自動車や航空機、建築材料から包装材料、家庭用品に至るまで、幅広い分野で利用されています。本講演会では、最新の発泡技術の動向や応用例、また、今後の展望についても取り上げ、産業界や研究者が取り組むべき課題について考える機会となることを期待しています。
■開催概要
- 主催:SPE日本支部
- 日時:2024年6月21日(金) 12:45~16:45
- 場所:申し込み時に会場 or オンライン聴講を選択していただけます。
会場:きゅりあん(品川区立総合区民会館)4階 第2特別研修室
(東京都品川区東大井5丁目18-1)
オンライン(Zoom):接続は12:30より可能
※別途、開催日前に、Zoom入力方法をお知らせいたします。なお、通信の安定状況により講演の配信が中断したり、画像、音声に乱れが発生する場合がありますが、返金その他の保障は致しかねます。恐縮ですが、ご了承の上お申し込みください。
■スケジュール
12:45-12:50
主催者挨拶
12:50-13:45
「発泡成形技術の進化と展示会で見た最新の技術動向」
秋元技術士事務所 秋元英朗氏
(概要)本講演では、発泡成形技術の種類と発泡剤の種類について簡単に紹介したのちに、国際展示会からの取材情報を元にした最新の技術動向や用途開発について紹介する。
特に関心が高いので、発泡成形品の表面品質を高める方法、コアバック法による高倍率化の考え方、物理発泡成形技術の開発の歴史、発泡に適した材料などに触れていく。
13:45-14:40
「高圧ガス設備を使わない物理発泡成形技術と実用化の状況」
マクセル株式会社 遊佐敦氏
(概要)従来の超臨界流体を用いた物理発泡成形技術は高圧設備が必要であり、メンテナンスの煩雑性などの課題があった。それら課題を解決する低圧の不活性ガスを用いた発泡成形技術の概要と実用化状況について解説する。
14:40-14:50
休憩
14:50-15:45
「EVのエネルギー効率や安全性能向上に貢献する耐熱性・難燃性に優れる発泡体サンフォース」
旭化成株式会社 家田真次氏
(概要)EVバッテリー周辺部材は機能性と安全性の両立が求められている。そこで耐熱性・難燃性・断熱性および寸法精度に優れる発泡材料を用いて高機能なEVバッテリー周辺部材を開発した。また、誘電率が低い特徴を活かした通信機器周辺部材への応用についても紹介する
15:45-16:40
「セルロースナノファイバー強化熱可塑性樹脂の発泡成形」
京都市産業技術研究所 伊藤彰浩氏
(概要)セルロースナノファイバー(CNF)はその環境負荷の低さと優れた機械的特性から新たな樹脂補強繊維として期待されている。CNF強化熱可塑性樹脂を発泡させた場合、その特徴的な流動特性やCNF/樹脂間での増核効果により微細な泡を持つ発泡体を作製することが出来る。繊維長やCNF含有率の影響、エラストマー材料やバイオプラスチックとの複合化について検討した事例を通して、発泡材料にCNFを適用する有用性と課題について述べる。
16:40-16:45
終わりに
17:30-
懇親会(希望者、会費制)
■参加要領
・参加費:SPE日本支部会員:無料 (個人会員の代理出席は認められません)
法人会員は5名まで無料 5名を超える分は有料となります。
非会員:15,000円(非課税) (開催日1週間前までに指定口座へ振込いただきます。会社からの振込が間に合わない場合、立て替え処理してください。)
・懇親会費:希望者は、会員/非会員ともに5,000円(税込み)を当日会場にて徴収させて頂きます。
・申込期限:2024年6月14日(金)
■講演会担当者
SPE 日本支部 企画担当 吉田賢一
この講演は申し込み終了しました