SPEについて

SPE 日本支部とは

米国コネチカット州に本部を置くSPE(Society of Plastics Engineers, Inc.)は1942年に設立され、今日に至る長い歴史を有する国際的なプラスチック技術者協会です。
日本支部は、1956年に発足し、2016年で60周年を迎えました。海外へ開かれたプラスチック関係の組織として、国内のプラスチック産業技術の牽引役として役立ってきました。
SPE日本支部は、高度なプラスチック技術を保有する専門家の集まりとして、講演会、見学会、Asia Conferenceなどを開催し、会員相互の交流を図ることにより、プラスチック産業の発展に貢献しています。

Overview SPE日本支部概要

名 称
SPE 日本支部 SPE Japan Section
支部長
伊藤 浩志
理 事
19名(2022年度)
会員数
約60名(日本支部)
事業所
〒113-0021
東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル日本工業出版株式会社内

Organization SPE日本支部の体制

理事会
(Board of Director)

支部長
(President)

監査役
(Audit)

運営委員会
(Executive Com.)

カウンシル(Councilor) / 会計(Treasurer) / 会員(Membership) / 庶務(Secretary) / 広報(Publisher) / ニュースレター編集(Editor) / 企画(Planning)

企画委員会
(Planning Com.)

ANTEC Intro. / Appliance / Nano composites / Composites for Auto / Energy Storage / Medical Plastics / Bio Plastics

Message SPE日本支部長挨拶

次世代のプラスチック素材、
その形成加工に関する研究を
サポートし、
日本のものづくりの
教育・研究機関を目指します。

SPE日本支部長

現在も続くコロナウイルスの影響は、プラスチック材料や加工メーカーのみならず様々なユーザーにも大きな影響を与えている。

しかし、欧州では経済停滞を危惧し、Withコロナの日常へ移行している。また、我が国も行動制限から脱却して、個人個人の自己判断での行動制限に移行した。海外からの技術者のみならず観光客の受け入れを始めている。我々も海外出張が活発化され、我々もWithコロナの世界へと社会活動がスタートしている。さて、これらの制限緩和が進む中、プラスチック成形加工業も見直され、海外生産からの国内回帰も議論されている。また、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、全世界での原料不足や経済活動の停滞も影響しており、先行きは不透明であり、日本国内での生産力向上が重要な課題になるであろう。

近年のプラスチックに対する様々な施策の一つであるプラスチック資源循環促進法が、2022年4月1日に施行された。

資源循環やCircular Economy(循環型経済)は、廃棄物から資源など取り出してリサイクルを行うこと、また、廃棄物を出さず資源を再利用する経済の在り方である。プラスチック資源循環促進法は、製品の設計から廃棄物の処理まで、プラスチックの資源の循環等の取組を促進するための法律である。資源循環を考慮、意識した今後のプラスチックのものづくりが必要不可欠であることが自明であり、プラスチックの使用削減・再利用・合理化(リサイクル)すること、さらに再生可能性の観点から再生素材や再生可能資源(バイオマスプラスチック等)に適切に切り替えることが求まられている。

プラスチック産業においては、暗黙知だったノウハウを形式知に変えていくことが必要である。

これまでの技術ノウハウをデータベース化、AI技術やコンピュータシミュレーションなどを利用した効率的なものづくりへの変革が不可欠である。ロボット活用、情報の共有化、情報処理による在庫管理や作業のリードタイム短縮化、効率化なによる、プラスチック産業の「スマートものづくり」を期待している。

我々の生活を便利に豊かにしてきたプラスチックは、今後の生活においても必要不可欠であることは間違いないものである。

持続的に発展するためには、次世代の技術者、研究者に、プラスチックの重要性を伝え、課題となる環境問題、リサイクル技術、新たな再生可能資源プラスチック、その「ものづくり」技術などを伝えていきたい。

SPE日本支部は今後も、時代に沿った研究·技術の講演会、見学会を通じて、プラスチック分野の最新·最先端技術や基礎研究の話題を提供し、強固な会員ネットワークのもと相互研鑽と会員のブレークスルー実現に向けて着実に活動していく予定である。今後とも、強固な会員ネットワークのもと、相互研鑽と会員のブレークスルー実現に向けて、着実に活動していく所存である。本分野に携わる多くの技術者のSPE日本支部への参画をお待ちしている。

SPE日本支部長 伊藤 浩志

Board Member 2023-24年度役員

伊藤 浩志
支部長/山形大学 所属
プラスチックの基礎やトレンドについて議論する場としてSPE日本支部は発展していきます。
川崎 真一
副支部長/(株)KRI 所属
齊藤 卓志
副支部長/東京工業大学 所属
熱工学の視点からプラスチック成形加工の特徴を読み解こうと思います。
小林 豊
幹事(Secretary)/山形大学 所属
他では聞けない技術の話を聞き議論できる場を提供したい。
西辻 祥太郎
幹事補佐(Secretary)/山形大学 所属
澤 周作
カウンセラー(評議員)/(株)テクノベル 所属
前田 治彦
会計担当/住友ベークライト(株) 所属
仙波 健
会員担当/(地独)京都市産業技術研究所 所属
金 容薫
会員担当補佐/古河電気工業(株) 所属
梅田 杉也
広報NL担当/(株)テクノベル 所属
田代 昌秀
企画担当/MSAI 所属
飛鳥 一雄
企画担当/日本ポリプロ(株) 所属
曽根 篤
企画担当/日本ゼオン(株) 所属
柴田 幸樹
企画担当/東洋製罐Gホールディングス(株) 所属
容器製造業の研究員として、樹脂のミクロ構造と成形加工について特に関心があります。
加藤 真理子
企画担当/大阪ガスケミカル(株) 所属
佐藤 公俊
企画担当/国士舘大学 所属
米村 実
企画担当/旭化成(株) 所属
吉田 賢一
企画担当/積水化成品工業(株) 所属
樋口 悠
企画およびWeb担当/住友化学(株) 所属
大学・企業間の密接な交流と発展を通じ、社会的課題のCN化に貢献したいです。