SPE日本支部 講演会 「多様化するガスバリア技術」

　ガスバリア技術は、主に酸素ガス、水蒸気ガスなどの劣化から対象物を守るため、あるいは対象物からの水蒸気ガス、二酸化炭素ガス飛散を防ぐため、古来より様々な分野で利用されてきました。特に近年では、ガスバリア性に乏しいプラスチック材料を補完する用途で、様々な分野に応用されています。

　包材の分野においては、これまでアルミ箔が担ってきたガスバリア層を、透明化、電子レンジ対応化、環境対応のための減層化、減量化などの理由から、様々な形態のバリア材料へ多様化する流れにあります。また、有機エレクトロニクス分野では包材分野よりも大きく上回る水蒸気ガスバリア性能を必要とするため、生産性やその他の性能をなるべく損なわずにさらなる高性能化が求められています。

　今回の講演では、多様化・高性能化するガスバリア技術の最新動向を紹介いただき、今後のバリア材ついて議論することを目的としました。包材分野と有機エレクトロニクス分野のバリア材料に携わる、大学および企業の方々を講師にお招きし、ご講演いただきます。当該分野に携わる皆様はもちろんのこと、他分野のバリア材や、バリア材を利用するプラスチック材料の分野など幅広い技術者の皆様に参加いただき、交流を深める機会になることを期待します。

 

■開催概要

• 主催：SPE日本支部
• 日時：2023年10月19日（木） 13：00～17：15
• 場所：申し込み時に選択していただけます。
• 東京会場：住友ベークライト㈱　本社20階会議室
  　　　　　〒140-0002　東京都品川区東品川二丁目5番8号 天王洲パークサイドビル（TEL：03-5462-4001）
  　　　　　https://www.sumibe.co.jp/company/offices/index.html
  　　　　　オンライン（Zoom） *接続は12:45より可能　※接続先等は申し込み後に希望者へ個別にメール連絡します。
  　　　　　なお、通信の安定状況により講演の配信が中断したり、画像、音声に乱れが発生する場合がありますが、
  　　　　　返金その他の保障は致しかねます。恐縮ですが、ご了承の上お申し込みください。

 

■タイムスケジュール

13：00-13：05　　主催者開会挨拶

13：05-14：00　　「高分子膜素材におけるガス透過・分離・バリア」
　　　　　　　　　東京農工大学　准教授 兼橋真二氏

14：05-15：00　　「ガスバリア性接着剤の開発とサステナブルパッケージへの展開」
　　　　　　　　　三菱ガス化学株式会社　主任研究員　河野和起氏

15：00-15：15　　休憩

15：15-16：10　　「MOFの量産化の検討と種々の応用の検討」
　　　　　　　　　富士色素株式会社グループ　GSアライアンス株式会社　代表取締役社長　森良平氏

16：15-17：10　　「フレキシブル有機ELのバリア技術と新規ウェットプロセスによるハイバリア」
　　　　　　　　　山形大学　有機エレクトロニクスイノベーションセンター　教授 硯里善幸氏

17：10-17：15　　主催者閉会挨拶

17：30　　　　　　懇親会

 

■参加要領

・申込期限：10月12日（木）

・参加費：SPE日本支部会員：無料　（個人会員の代理出席は認められません）
　　　　　法人会員は5名まで無料　5名を超える分は有料となります。
　　　　　非会員：15,000円（非課税）

　　　　　現地参加者は、当日現地で現金でお支払いください。
　　　　　オンライン参加者は、申込者に支払い方法をメール連絡します。

・懇親会費：希望者は、会員/非会員ともに5,000円(非課税)を当日会場にてお支払いください。

 

■講演会担当者

SPE 日本支部 企画担当　柴田幸樹
東洋製罐グループホールディングス㈱

 

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