最近、木質粉末を利用した樹脂の再生利用を促進するために、MF式混合溶融装置が注目されています。この技術は、ケーシングの中で粉体を高速で回転して衝突させ、その際に発生する熱を利用して物質を微粉化すると共に、瞬時に混合溶融します。
外形は、バンバリーミキサーに似ていますが、原理原則は100年前から変わっていません。日本ではコスト優先で忘れ去られていただけです。粉体を高速で衝突させると微分散することは、生顔料のドライカラーの作製で使っていた技術です。また、高温を避けてフィラーの高濃度マスターバッチを作るために、せん断発熱による溶融加工も一般的でした。これらは、ヘンシェルミキサーを基本として、付帯設備を活用してしました。
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