「バーチャル工場見学と技術講演-3Dプリンター関連技術とバイオマス系複合材料の最新動向-」
持続可能な開発などを目標とするSDGsへの取組みが高まってきています。今回の講演会は、関西からの情報発信として、3Dプリンターやバイオマス系複合樹脂等の材料および加工技術の現状や展望について、最前線でご活躍の講師をお招きし、バーチャル工場見学も織り込んで、オンライン(Zoom)で開催いたします。
主催:SPE日本支部
日時:2020年12月10日(木) 13:00~17:20
場所:オンライン(Zoom)
13:00-13:05 主催者挨拶
13:05-13:55
「天然バイオマス系生分解性樹脂、セルロースナノファイバー複合樹脂、抗菌バイオマス系生分解性樹脂、量子ドットなどの各種機能性材料複合樹脂」
GSアライアンス株式会社 代表取締役 森 良平 氏
石油系材料を使用しない天然バイオマス100%の生分解性樹脂、デンプン系生分解性樹脂、非可食性バイオマス由来のセルロース系生分解性樹脂、各種セルロースナノファイバー複合樹脂、抗菌バイオマス系生分解性樹脂、量子ドットなど各種の機能性材料を複合化させた樹脂、及びそれらの成形体を開発したので紹介いたします。
14:00-14:50
「CNF強化PA6を用いた3Dプリンター成形体の力学的特性評価」
京都大学 生存圏研究所 研究連携マネージャー 奥平有三 氏
PA6-CNF複合材料について3D成形材料としての適合性を検証するため、3D成形法の中で高強度・高弾性率の成形体が期待できる粉末床溶融結合法を用いて、試験用サンプルを成形した。CNFの含有率を0%から15%の範囲で変化させ、その力学的特性(曲げ弾性率、曲げ強度、シャルピー衝撃強度)の計測評価を実施した。
15:00-15:50
「最終製品で使用するための失敗しない3Dプリンター活用法」
八十島プロシード株式会社 横浜支店 マネージャー 村上卓弥 氏
現在、3Dプリンターは、試作だけでなく、装置や最終製品の部品での活用が増えています。一方では、従来工法に比べ、精度の問題や選択できる材料が少ない等課題がございます。本講演では当社がそれらの課題をどのように解決しているか、事例を元にご提案いたします。
15:50-16:30
<バーチャル工場見学>
「3Dプリンターの最新設備見学」
八十島プロシード株式会社 神戸支店 小川優里 氏
今回のバーチャル工場見学では、2020年6月に竣工した新工場の「神戸fab」をご案内いたします。神戸fabには、最新の3Dプリンター29台が設置されており、国内のサービスビューロの中ではトップクラスの生産体制を有しております。また、3Dプリンターによるものづくりだけでなく、3Dスキャナーや様々な3Dソフトウェアを駆使し「次世代のデジタルものづくり」を実践しております。それらの現場を今回の見学会でご紹介させていただきます。
16:35-17:15
「低温粉砕による3Dプリンター向け材料開発最前線」
大阪ガスリキッド(株) 粉体ビジネス部 チーフ 長野龍馬 氏
弊社では現在、長年の受託加工により培った樹脂粉砕の経験を活かし、今後、更なる市場拡大を期待される3Dプリンター用樹脂粉末の開発に広く携わらせていただいています。 今回は、昨年秋に開催されたK2019における3Dプリンター関連の情報も交えつつ、最新の開発動向をご紹介させていただきます。
17:15-17:20 終わりに
参加要領
・参加費:
SPE日本支部会員:無料 (個人会員の代理出席は認められません)
非会員:15,000円 (開催日1週間前までに指定口座へ振込いただきます)
以下より申し込みできます。
アクセスできない場合はメールでお願いします.
お名前,会社名,部署,電話,メールアドレスを下記宛へご連絡ください.
SPE 日本支部 企画担当 川崎真一
株式会社 KRI
〒600-8813
京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク
e-mail:kawasaki@spejapan.org
Tel 075-322-6830
Fax 075-322-6820