2014年10月アーカイブ

「環境・エネルギーとプラスチック技術」講演会

気候変動防止やエネルギー源分散など,環境・エネルギー分野において,プラスチック技術に関連した多様な課題があります.今回の講演会では,(1)エネルギーの基幹である電気分野における今後の絶縁技術と絶縁材料について,近年急増しているPV,EVなど高電圧直流と絶縁技術,絶縁材料の取り組みを始め,電気絶縁の将来動向と材料への期待,(2)エネルギー源多様化に向けて,将来が期待されるバイオマスについて,光熱変換材料開発と太陽熱利用海水淡水化への活用の紹介とプラスチック技術の関わり,(3)新材料,新成形法である成形加工性(流動性),機械的特性,リサイクル性に優れた工程内重合・ポリエステル系熱可塑性プリプレグの成形プロセス,成形品物性 の3講演でプラスチック技術の将来を展望して頂きます.又、三菱電機 先端総合研究所のショールームの見学を設定しました。皆様方の積極的なご参加をお待ちしています.


日時 2014年12月16日(火)13:30-17:00

場所 三菱電機㈱先端技術総合研究所 11会議室  尼崎市塚口本町8-1-1
参加者にはアクセスマップをお送りします

講演内容

1、13:30 - 14:30「高電圧機器の絶縁性能からみた材料への期待」      
  三菱電機 先端総合研究所 主管技師長 武藤浩隆
 変圧器,発電機,開閉器などの電力用機器,電気自動車などに使われるモータやパワーモジュールなどの高電圧機器では,使用される材料の絶縁性能が機器の小型化,高信頼化(高寿命化)の実現に極めて重要である.一方,耐電圧性能や耐部分放電性能などの電気絶縁性能は材料の物性(誘電率、抵抗率、熱伝導率他)に大きく影響される.
本講演では,高電圧機器の絶縁材料に必要とされる電気絶縁性能と材料性能(誘電率,熱伝導率)との関わり説明し,材料開発への期待について述べる.
略歴
1985年 三菱電機㈱入社
2011年 三菱電機㈱先端技術総合研究所 主管技師長
専門分野:高電圧機器の絶縁技術
主な業務:電力機器(変圧器、発電機、開閉器)、モータ、パワーモジュールの絶縁技術開発

2、14:30-15:00

先端技術総合研究所のショールーム見学


3、15:00 - 16:00「バイオマスによる光熱変換材料開発と太陽熱利用海水淡水化への活用」
京都工芸繊維大学 特任教授 近藤義和
バイオマスは極めて長い年月で大きく変化する外部環境の中で生き延び・繁栄する為に自己の構造・機能を最適化してきた。構造は極めて巧みであり、現代の科学技術を持ってしても効率よく再現できないものもある。また、多様化した構造や機能が人工品に比べての特徴である。この多様さが多様な自然界で極めて効率よく作用し、機能を発揮する。
ここではバガス(サトウキビの搾りかす)炭化物の多孔構造の多様性を利用した太陽熱吸収材料の開発とそれを利用した海水淡水化についての研究を紹介する。
略歴
1973年:九州大学、工学部・応用化学専攻修了     鐘紡(株)入社
1999年:(株)KRI入社
2008年:(国)琉球大学 教授
2014年:(国)京都工芸繊維大学 特任教授
       専門分野:高分子科学(構造と物性)、材料科学、高分子加工

4,16:00 - 17:00「工程内重合・ポリエステル系熱可塑性プリプレグの紹介」   
    講演者 アビリティゲート(株)代表 赤松弘一
熱可塑性・繊維強化樹脂素材(FRTP)において,マトリックス樹脂に重合可能なモノマーもしくはオリゴマーを活用する研究は世界中で盛んに進められている.その推進力は,従来のFRTPの欠点を補うだけでなく,FRP成形法の革新を導き出し得る可能性である.世界に先駆けて開発に成功し,量産された「ポリエステル系熱可塑性プリプレグ」の特徴を紹介し,その応用展開を提案します.
略歴
1980年:東京理科大学・理工学部・工業化学科卒業              ポリプラスチックス(株)入社
2013年:アビリティゲート(株)設立

5、懇親会(5,000円/人)  17:30 - 19:30

参加要領
 定員 40名(先着順)
参加費:会員(無料)、非会員(10,000円)
個人会員の代理出席は認められません。
氏名,会社,部署,電話,Mail,懇親会欠席,請求書が必要な場合はその旨を下記へメール。
SPE日本支部 会員担当理事
荻原 学 日本ゼオン㈱ 加工品開発研究所
〒210-0863 神奈川県川崎市川崎区夜行1-2-1
Tel. 044-276-3729 Fax. 044-276-3293
e-mail:M.ogiwara@zeon.co.jp



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