2013年7月アーカイブ

先端医療デバイスを支える精密加工技術と医療デバイスの展開


 医療機器は、人が健康な生活を営む中で必要不可欠であるため、経済状況の影響を受けにくいと言われており、近年、新成長戦略の一つに「ライフ・イノベーションによる健康大国戦略」を位置付け、医療機器、医薬品、再生医療における最先端の医療技術の実用化などで医療イノベーションが促進されています。我々の身近な分野である医療分野では、プラスチックが必要不可欠になってきており、医療器具には数多くのプラスチックが使用されています。プラスチックが医療機器用として広く使用される主な理由は、プラスチックの優れた物性と優れた成形加工性に加えて、軽量で比較的安価なことだとされています。また、高分子材料は生体適合性や、安価・省力化に伴うディスポーザブル化が進むことで益々注目され、これまでの金属材料や無機材料の医療部材に代わる、新たなプラスチック部材の開発は日々進歩しています。

そこで本講演会では、先端医療機器を支える最新の医療デバイスとそれを支えるプラスチック材料・加工技術に着目して、各先端医療部材・デバイスに関する最前線の技術者の方々からご紹介頂く予定です。多くの方々の御参加をお待ちしております。


主催: SPE日本支部

日時: 201310 17日(木) 1300 - 1900

場所: 住友ベークライト20階 特別第二会議室

140-0002 東京都品川区東品川二丁目5番8号 天王洲パークサイドビル

Tel. 03-5462-4111

http://www.sumibe.co.jp/company/offices/head_office/index.html


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1.ナノ・マイクロ微細加工表面による医療デバイス創製

山形大学 大学院理工学研究科 教授 田中 賢 氏

要旨:本講演では、生物が用いている自己組織化現象を利用した生体親和性を有する2次元、3次元ナノ、マイクロパターン化構造を利用した医療デバイス開発の最先端について述べる。

略歴:北海道大学大学院修了後、1996年テルモ㈱ 研究開発センター、2000年北海道大学 電子科学研究所助手、2001年JSTさきがけ研究21研究者(兼任)、2004年北海道大学 創成科学研究機構 特任助教授、2006年北海道大学ナノテクノロジー研究センター 助教授、2007年東北大学 多元物質科学研究所 准教授、2009年ドイツマックスプランク研究所客員研究員(兼任)、2009年山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻教授(現在に至る)同 機能高分子工学科教授(兼任)、2011年内閣府 最先端・次世代研究開発支援プログラムライフ・イノベーション分野研究代表者、2012年文部科学省 研究振興局 学術調査官(兼任)

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  1. 演題:ナノインプリントによる微細構造形成とバイオ応用

                              ㈱日立製作所 主管研究員 宮内 昭浩 氏

    要旨:ナノインプリントは微細構造を簡便,低コストに形成できる製造技術として注目されている。

    本講演では,免疫分析チップや細胞培養の足場構造に応用して例を紹介する。

    略歴:1986年 東京工業大学 修士課程修了

    1986年 ㈱日立製作所日立研究所 入社

    1995年 東京工業大学 工学博士

    1995-1996年 マサチューセッツ工科大学 客員研究員

    現在,日立研究所 主管研究員

       文部科学省 元素戦略運営統括会議,専門委員

       (財)光産業技術振興協会 光技術動向調査委員

       (財)高分子学会 バイオミメティクス研究会委員

       (独)応用物理学会ナノインプリント研究会委員

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3.ナノマイクロ作成技術を用いる先端的バイオセンサーの開発

      大阪大学 大学院工学研究科 教授 民谷栄一 氏

要旨:

本講演では、ナノ金属構造を有するLSPRや電気化学デバイスを用いたナノバイオセンサーの開発について紹介する。さらに、MEMS技術をマイクロ流体およびマイクロアレイ型バイオセンサーの設計に活用した。開発した遺伝子センサー、免疫センサーは、病原性微生物、ウイルス、臨床診断マーカー、食品アレルギーなどの測定に応用した。


略歴:大阪大学理学部化学科卒業(理学士、1980) 東京工業大学大学院博士課程修了(工学博士,1985) 東京工業大学資源化学研究所助手(1985-1987)、同講師(1987-1988)、東京大学先端科学技術研究センター助教授(1988-1993)、北陸先端科学技術大学院大学教授(1993-2007) を経て現職。専門は、ナノバイオ工学、環境バイオテクノロジー。日本化学会進歩賞、市村学術賞貢献賞などを受賞。著書に、「バイオエレクトロニクス・バイオチップ」(朝倉書店、1994年)、「ナノバイオ大事典」(監修、テクノシステム、2007年)、「バイオセンサーの先端科学技術と応用」(監修、シーエムシー出版、2007年)など。東京工業大学精密工学研究所の客員教授を兼任。

17001900

懇親会 (5000円/人)


参加要領

参加費:会員(無料)、非会員(5000円)

個人会員の代理出席は認められません。

氏名、会社、部署、電話、Mail、懇親会欠席、請求書が必要な場合はその旨、を下記へメール。

SPE日本支部 会員担当理事

荻原 学 日本ゼオン㈱ 加工品開発研究所

210-0863 神奈川県川崎市川崎区夜行1-2-1

Tel. 044-276-3729 Fax. 044-276-3293

e-mailM.ogiwara@zeon.co.jp 

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